heavy love weight





 朝起きて、甲板に出てぐぐっと体を伸ばして太陽を浴びる。今日も良い天気だ、と思いながら目を細めて太陽を見ていると、ドンッと見張り台からゾロが降りてきた。その両手には、重そうなダンベルが握られている。

「びっ、くりしたァ。不寝番だったの?」
「あァ。腹減ったな」
「ていうか、え、不寝番だったんだよね?」
「なんだよ、お前じゃねーんだからちゃんと起きて見張ってたっつうの」

 大きな欠伸をしながら答えるゾロと、両手に握られたダンベルを私は交互に見た。トレーニングじゃなくて、不寝番。眠気覚ましのためのコーヒーじゃなくて、ダンベル。

「ダンベル持って不寝番してたの?」
「暇だろ」
「一晩中、ダンベルトレーニングしてたの?」
「お前さっきから質問ばっかだな」

 いささか鬱陶しそうなゾロを無視して、私は片手をゾロに伸ばした。

「ちょっとそのダンベル持たせて」
「お前じゃ片手で持てねぇだろ」
「そんなに重いの?」

 自分は軽々と片手で持ってるくせに、いくらなんでも私が片手で持てないということはないんじゃないの?と思いながら私は両手を前にだした。ゾロは欠伸をもうひとつしながら、私の両手の上にダンベルをひとつ乗せた────けれどダンベルが私の両手の上にあったのはほんの一瞬のことで、その次の瞬間にはもう私の両手があった場所の下に落下していた。

「重っ!?」
「バッ、危ねぇだろ!」

 おれの足を潰す気か!と怒鳴るゾロの言葉は、私の耳に届いていなかった。
 あまりの重さに、両手でも持っていられないと即座に判断した私はサッと両手を引っ込めたのだ。すると当然のことながらダンベルは重力に逆らわず落下していくわけで、ゾロの足を目掛けて落ちて行った。流石というべきか、素早い反射神経と筋力でゾロはダンベルを片手で掴み、私に怒鳴っていた。けれど、私はそれどころじゃなかったのだ。
 私はじいっと睨むようにゾロを見た。

「とりあえず、朝ご飯食べに行こう」
「なんなんだよ、寝ぼけてんのか?」




* * *





 ダンベルを持ったままのゾロと一緒にダイニングキッチンに来れば、既に全員が揃っていた。開いている席にゾロと二人で腰を降ろして、私は料理を運ぶサンジの背中を見た。朝からピシッとスーツを着た、すらりと縦に長いシルエット。けれど服の下にはしっかりとした筋肉がついていることを私は知っている。そんなサンジの後ろ姿を見た後に、私は隣に座ったゾロのことを見た。Tシャツからむき出しの腕は、例え隠しても隠れることのないであろう筋肉が隆々とついている。じっと睨むように体を見る私に、ゾロは怪訝な表情をしていた。

?おはよう」

 じっとゾロを見る私を不審に思ったのか、私を呼ぶようにサンジが朝の挨拶をした。私はその愛しい声に、勢い良く振り返って返事をする。

「おはよう」
「なに飲む?」
「オレンジジュースがいいな」
「お、いい勘してるな。今日はナミさんのみかんが収穫出来たから、特別美味いのが出来るよ」
「ナミのみかん!?やったぁ!」

 ナミありがとー、とみかんの木の持ち主に礼を言えば、美味しく頂いてちょうだいと笑顔が返ってきた。ナミのみかんは特別美味しいんだよね。やったあ、今日はついてる!にこにこしながらオレンジジュースが出てくるのを待っていると、私の目の前に置かれた焼きたてのクロワッサンが入ったバスケットに伸びた逞しい腕が視界に入った。その腕の先を辿れば、当然のことながら、その腕の持ち主はゾロだ。じっと見つめる私の視線に気付いたのか、ゾロはクロワッサンを口に入れるのを止め、私の口にそのクロワッサンを押し込んできた。

「お前の分もちゃんとあるだろ、自分で取れよ」

 そういう意味で見てたんじゃない。けれどひとくち口にしてしまえば、さくさくのクロワッサンを頬張ることに夢中で、声を発せられる状態ではなかった。新しいクロワッサンに手を伸ばすゾロを未だ見ながら、口に入れられたクロワッサンを頬張っていると再びゾロが怪訝そうに私を見た。

「なんだよ、さっきからジロジロ見やがって」
がお前のことなんか見るかバーカ」

 自意識過剰マリモマンめ、と悪態をつきながらサンジがオレンジジュースを持って私の隣に立った。私は振り返ってサンジからオレンジジュースを受け取る。私を挟んで言い合いを始めた二人は無視して、ナミのみかんで作った特製オレンジジュースを喉に流した。自然の甘さに、程よい酸味。みかんの粒が口の中ではじけるのに、さらっとした喉越し。まさに絶品!朝から幸せだなぁ…なんて、オレンジジュースの美味しさに浸っているというのに……頭上でうるっさい!

「朝からなに喧嘩してんの?」
「お前のせいだろうがよ!」
「テメェ、のせいにする気か!?」
「間違ってねぇだろ」
「ア゛ァ?間違いだらけに決まってんだろ」
「はいはい、ごめんジロジロ見てました」
「ほら見ろ」
「…?マリモヘッドがそんなに珍しかったか?」
「テメェのぐる眉の方が珍しいだろうが!」
「ア゛ァ!?」

 私謝ったのに、なんで喧嘩止まらないでヒートアップしてるの?右で左で言い合う声に耳を塞ぎたくなるも、耳を塞いでたら朝食が食べられない。私はうるさいのを我慢して目玉焼きにナイフを入れた。誰かこの二人を止めてください、誰かっていうか主にナミさん、次にナミさん、そしてナミさん。
 すると私の心の声が聞こえたのか、ナミが私に声をかけてきた。

「ちょっと、喧嘩ふっかけたなら自分で収集しなさいよ。朝からうるさいわね」
「私が喧嘩ふったんじゃないもん」
「あんたがゾロのこと見てたんでしょ」
「でも喧嘩してるのはゾロとサンジじゃん」
「原因はなんだから、自分で止めなさい」
「えぇ、ナミなら一声で止められるじゃん」
「私を使おうってわけ?」

 ナミと話しながらも、私は口に朝食を運んでいた。今日の朝食も最高に美味しい。そして頭上では終わることを知らない二人の言い合いが続いている。高くつくわよ、のナミの一声に私はピタリと食べる手を止め、ナイフとフォークを置いた。それは困る。
 私は左手をゾロに、右手をサンジの口の前に、二人の言葉を遮るようにかざした。

「先に黙った方の勝ち、最初に喋ったほうの負け」
「「…っ!」」
「はい、引き分けー。ご飯食べましょ」

 二人は慌てて口をつぐみ、私の“引き分け”の言葉に何かを言いかけて慌てて飲み込んだ。息ぴったりですよ、お二人さん。私は美味しいオレンジジュースをひとくち飲んで、再びナイフとフォークを手にした。


 ごくり、と最後のひとくちを飲み干して、さて、と私は意気込んだ。みんなは朝食を済ませ、思い思いのことを始めている。ゾロは不寝番だったため寝ると言って部屋へ戻ったし、ルフィ・ウソップ・チョッパーは魚釣りをすると言って甲板へ出て行った。ナミとロビンは食後のコーヒーを飲みながら各々新聞や本を読んでいる。フランキーも食後のコーラを飲んでいて、ブルックは食べ終わった食器を片付けているサンジを手伝っていた。私はそんなサンジの背中を見つめながら、再び考え込む。
 朝からピシッとスーツを着た、すらりと縦に長いシルエット。けれど服の下にはしっかりとした筋肉がついていることを私は知っている。
 知っている、けれど。ゾロと違って、サンジがトレーニングをしているところを私は見たことがない。昼寝するかトレーニングするかと日々暇なゾロと違って、サンジは下ごしらえから調理、後片付けとすることがたくさんあるから、トレーニングしてる暇なんかないのかもしれないし、トレーニングしなくても強くて筋肉もある、けど。やっぱり、トレーニングしていないゾロと違ってサンジの方が筋肉は薄い。筋肉があればいいってもんじゃないんだろうけど、でも鍛えないよりは鍛えたほうが……いいよね?

「仏頂面して何考えてんだァ?」
「フランキーって、マッチョだよね」
「マッチョォ?まァ、ガタイは良い方だな。でもこの腕はお前ェ、サイボーグだからよ」

 ガシャン、と腕を折り銃口を見せながらフランキーは答えた。フランキーはサイボーグ。ルフィはゴム人間。ウソップは狙撃主で、ブルックなんて筋肉すらない。骨だけ。だけど皆それぞれ強い。それぞれの強さは別物なのだ。それに、そういえばトレーニングしてるの見るの、ゾロだけだなァ、うーん。

「でも、鍛えないよりは鍛えた方が強くなるよね?」
「そりゃそうだろうが、何の話してんだ?強くなりてぇのか?」
「強くなりたい、というか負けないでほしい、ともちょっと違うんだけど」
「誰の話をしてんだ」
「サンジ」

 私はそれだけを答えて、椅子から立ち上がってブルックと流し台に立っているサンジの後ろに立った。顔だけをちらりと向けて「どうした?」と問うサンジの首に、私は黙って腕を回した。

「ヨホホホホ、私お邪魔でしょうか」
?っわ」

 そして思い切り、サンジの背中に飛び乗る。抱きついて来ただけで飛び乗られることは予想していなかったサンジは、首を後ろに引かれ仰け反る体勢を慌てて直した。両手はお皿とスポンジを持って泡だらけのまま、上体を少し屈めて前かがみで背中に乗る私のバランスを保っていた。
 私は首に回した腕と、サンジの腰にしがみついた足に力を入れた。私が抱きつき、甘えてきたのだと勘違いしていたサンジは突然飛び乗り、おんぶの体勢になった私に驚いているようだった。

「え?おんぶ?」
「そう、おんぶ」
「ヨホホホ、甘えん坊さんですね」
「違うよ、甘えてるんじゃなくて、ムチを振るってるの」
「「ムチ?」」

 私の発言に、きょとんとする二人。そう、これは甘えてるんじゃなくて、私なりのムチなの。サンジを、鍛えてるの。

「とりあえず、私のことは気にしなくていいからお皿洗い続けて?」

 にっこりと笑えば、私がそれ以上何も言わないことを悟ったのか二人はお皿洗いを再開させた。




* * *





 そんな状態で3人、楽しくお喋りをしていればあっという間にお皿は綺麗になっていった。

「さて、片付けも終わったし、何する?」

 濡れた手を拭きながら、サンジが私の方に顔を向けた。どうやら、やっぱり私が甘えていると勘違いしているらしい。

「何でもいいけど、でもずっとこのままね」
「このままって、おんぶのままってこと?」
「そう。今日が終わるまでずっとおんぶ」
「今日が終わるまで?」
「昼食の準備をする時も、夕食の準備をする時も、お風呂の時は仕方ないとしてそれ以外はずーっとこう」

 ただ甘えたいのにしては私が言っていることがおかしいことに気付いたのか、サンジの眉間に皺が寄った。お、なんで私がこんなこと言い出してるのか考えてるな。でもきっと分かんないと思うよ。なんでもお見通ししちゃうサンジでも、ね。

「甘えたいとか、おれとくっついていたいとか」
「じゃないよ」
「……じゃないの?」

 少し悲しそうに返事をするサンジに私は笑って頷いた。確かに、ずっとおんぶしてもらってサンジにくっついていられて、サンジがいつも見てる目線を味わえるのは楽しいけど、本題はそこじゃないの。

「じゃあなんでずっとおんぶ?」
「だから、ムチを振るってるの」
「どこらへんがムチなんだ?」
「私、重いでしょ」
「重くないよ」
「重いよ。ずっとおんぶしてたら、もっともーっと重く感じるでしょ。それが私のムチ」
「分かんねぇなァ」
「まぁまぁ、いいからいいから。あ、ちなみに座っちゃだめね、何しても良いけどおんぶして立ったまま」

 驚いて目を軽く見開いたサンジ。これで少しは私の振るうムチの意味、分かったかな?




* * *





 出来上がった夕飯をテーブルに並べていくサンジに、というよりはサンジの後ろでおぶさっている私に、ナミは声をかけた。

「あんたまだそこにいるの?」
「今日が終わるまでずーっと」
「サンジくん疲れちゃうでしょ」
「ムチだも〜ん」

 呆れるナミに、苦笑いのサンジ。サンジは私の言う通りに、本当に一日中私をおんぶしっぱなしだった。立ちっぱなしのおんぶしっぱなしに、流石に疲れてきたのか私を背負いなおす回数が少し増えてきている。今日が終わるまで後数時間、もう少し頑張ってね。
 それにしても。一日中おんぶしてもらって気付いたことと言えば、サンジはずーっと美味しい香りに囲まれているということ。そして私が“立ったまま”だなんてムチを振るわずともキッチンに立ってる時間がほとんどで、立ちっぱなしだということ。私をおんぶしながらキッチンの中を移動したり、しゃがんで調味料を探したり、まるで赤ちゃんをあやしながらご飯を作るお母さんみたいだった。

、それ何の遊びだ?」
「だから、遊びじゃないんだってば!」

 料理をもごもごと口に含みながら問いかけるルフィに、私は口を尖らせた。するとチョッパーが少し困惑したように私とサンジを見た。

「何の遊びか知らねェけど、ずっとその体勢でいると腰に良くないぞ」
「え゛!?」

 チョッパーのその一言に私は驚いて、慌ててサンジの体に巻きつけていた腕と足を振りほどいた。サンジは両手に料理を持っていて、私が勝手にサンジにしがみついていた体勢だったため、私はそのまま勢い良く後ろに落ちて、大きな音を立てて床にお尻をぶつけた。

!」
「いっ…たぁ〜い!」

 ドジだなー!と笑うルフィを無視して、私は慌ててチョッパーを見た。

「もっと早く言ってよ!」
「え?そ、そんなずっとしてるだなんて思わなくて」
、大丈夫か?」

 急に危ないだろ、と心配しながら私を立ち上がらせたサンジを見て、そして私はゾロを見た。くそう、失敗だった。じっと見る私に、なんだよと言いたげな目線を私に寄越しながら、ゾロは肉を口に含んだ。たいした計画じゃなかったけど、朝から今までの数時間は無駄だったのかと私は溜息をつきながらロビンの隣に腰をかけた。本当に大丈夫か?と心配するサンジに大丈夫だと返事をすれば、安心したのかサンジも私の隣に腰を降ろす。本当はお尻が青くなってそうなほど痛いけど……こんなところチョッパーに診察されるの恥ずかしいし、私は平気なふりをした。それに、それよりも計画が失敗だったことの方がショックだったのだ。結構良い案だったと思ったんだけどなあ。
 ひとり心の中で反省会をしていると、隣でロビンの笑い声がした。

「ふふ、どうしてムチを振るってたのかそろそろコックさんに教えてあげたら?」
「ロビン、分かってたの?」
「いいえ、分からないから私も知りたいのよ」
「ロビンとただの甘えん坊じゃないかって言ってたんだけど、どうやらそうじゃないみたいだし」

 向かいに座るナミも料理を口に運びながら、私を見た。気付けば全員が私を見ていて、どうやら私が一日中サンジの背中におぶさっていたことがみんな不思議だったらしい。サンジも私に料理をとりわけてくれながら、おれもずっと甘えただと思ってたけど、と私を見た。
 みーんな、違う!私の思うとおりには行かなかったみたいだけど。

「甘えてたんじゃなくて、ムチだってば、ムチ!」
「だからムチっていう意味分かんないのよ」
「鍛えてたの、サンジのこと。私は重し、ダンベル代わりだったの」
「おれを鍛えてた?」
「そう、腰に負担かけてたみたいだけど」
「なんでいきなりおれを鍛えようだなんて思ったんだよ?」

 私の目の前に美味しそうに盛られたお皿を置きながら、サンジが不思議そうにしていた。私は美味しそうな料理を口に含んで、じっとゾロのことを見た。なんだよ、という視線を再び私に向けるゾロに、私は口を開いた。

「だってゾロってば、不寝番から降りてきたかと思えば両手にダンベル持ってるんだよ!?眠気覚ましに、コーヒーじゃなくてダンベル!昼寝してるかご飯食べてる以外は、いっつも手に重いもの持ってるの!いっつも!」

 抗議するようにゾロに指を指して声を荒げる私に、みんなはだから?今更それがどうした?という顔で私を見る。
 だから、私は!

「サンジを鍛えようと思ったの!」

 サンジは今のままでも強いけど、でも毎日暇なゾロと違って料理してる時間が多いから、鍛練する暇もないのかなって思って。でもサンジが美味しい料理作ってくれなくなっちゃうのは嫌だから、サンジがいつもの生活をしたままでも鍛えられる方法はこれしかないかなって思って……。
 尻すぼみにそう話す私に、静かに私の話を聞いていたみんなが急に笑い出した。

「私は真面目に話してるんだけど!」
「それで一日中おんぶっていうところがなんとも、広子らしいというか」
「ふふ、コックさんが鍛えるのは料理の腕だけじゃ足りないみたいね」
「女に心配されてちゃ世話ねぇな」
「あ゛ァ!?に心配されてる俺が羨ましいんだろ、筋肉バカめ!」
「あ?なんだと料理バカ」
「うるさい!私は真面目に言ってるんだってば!」

 今朝のように喧嘩が始りそうな二人を交互に睨んだ。みんなしてバカにして、私は本当に、真面目に考えてたっていうのに!
 不機嫌になりながらポークソテーを口いっぱいに詰め込めば、チョッパーが少し身を乗り出した。

「足首に重しをつければ、どこも負担なく鍛えられるぞ」

 チョッパーのその言葉に、私は口に詰めたソテーを急いで噛んで飲み込んだ。

「本当?でもそんなの持ってないよ」
「あら、作ればいいじゃない」
「作れるの?」
「ええ、布の中に砂鉄でも詰めればいい重さになるわ。それを足首に巻けばいいのよ」
「言い考えねロビン、まさに“の愛の重し”!」
「えぇ、なにそのネーミング」
「サンジくんは嬉しそうよ」

 ニヤリと笑うナミにサンジを見やれば、確かに嬉しそうに笑っている。一日中、意味も分からず私をおんぶして、重くて邪魔だっただろうに、文句ひとつ言わず今もこうして嬉しそうにしてるだなんて、本当サンジは私に甘い。サラダに添えられたプチトマトを口に運びながら、私はサンジに聞いた。

「作ったらつけてくれる?」
「もちろん、が作ったものなら愛の爆弾でも!」
「いやそれは作れないし、つけて欲しくないんだけど」

 いつもの調子のサンジに、私は笑った。




 そうして数日後、サンジの足首には私お手製の重しが巻かれていた。“の愛”という刺繍入りで。
 私の愛の重さはこんなもんじゃないんだけど──────ねぇ、サンジ?






20111026
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