キャンディペーパーの裏と表





 今日は久しぶりの丸々1日デート。

 そう思って張り切って早起きをしたのに、携帯のアラームを止めた時にぼんやりとした視界に映った林檎からのメッセージ通知を見て、嫌な予感に私の眠気がすっと飛んでいった。
 メッセージは夜中と言ってもいいほどの明け方に着ていて、私の予想通りの内容だった。急な代役の仕事が入ってこれからロケに行くことと、夕方には都内に戻れるはずだけど時間がはっきりとしないから連絡するまで自由に過ごしていて欲しいということ、そして謝罪の言葉と可愛らしい絵文字がたくさん添えられていた。顔文字はどれも涙を流しているのにたくさんのハートを飛ばしていて、表情豊かな林檎の顔が浮かんできて笑えてしまった。
 一日中一緒にいられるのは久しぶりだったから、楽しみにしてたんだけどなぁ。
 欠伸をしながらテレビをつければ、朝パック専用フェイスシートのCMに出ている林檎ちゃんが私にウインクをひとつ飛ばしてきた。あまりのタイミングの良さに、今度は笑い声まで漏れてしまった。携帯画面越しのハートだけじゃなくて、こうしてテレビ画面越しにもハートを飛ばしてくれるんだもん、我慢しなくちゃ。私は残念な気持ちをぐっと心の奥に押し込めた。
 林檎にお仕事頑張ってねと返事をして、ベッドから立ち上がり身体をぐっと伸ばす。私もシャワーを浴びて、林檎ちゃんおすすめのアップルぷるるんフェイスシートをしてこなくちゃ。

 本当だったら林檎が10時に車で迎えにくる予定だったけど、プラン変更。
 今日はスーパーで買い物をしてから林檎の家に行って、大きなテレビに映る可愛い林檎ちゃんが飛ばしてくれるハートをたくさんキャッチして癒されることにします。だって林檎、自由に過ごしててって言ったもんね?



▽ ▽ ▽




 朝の身支度を簡単に済ませて、ラフなメイクと服装で私は家を出た。
 ここ最近私の仕事も忙しかったし、もちろん林檎は私以上に忙しいし、外でデートを楽しむよりもこっちのプランに出来て良かったのかもしれない。あんな時間に連絡が着てたくらいだから林檎も全然寝てないだろうし、今日は二人でお家でゆっくり過ごせた方がいいよね。それに、録画したまま見れていない林檎ちゃん出演番組がたくさん溜まってる。
 林檎からのメッセージを見て肩を落とした朝の自分からは想像できないくらい、今の私は林檎の部屋の大きなソファに身を預けながら可愛い林檎ちゃんを堪能することを楽しみにしていた。そう考えると私ががっかりしていたのなんてほんの一瞬で、それも林檎ちゃんのウインクひとつで吹き飛んじゃったんだから、アイドルってすごいなぁと改めて感心してしまう。
 私は男の人として林檎が好きだけど、それと同じくらいアイドルの林檎ちゃんのことも大好きなのだ。

 どの番組から見ようかと順番を考えながら歩いていれば、あっという間に林檎のマンションまで辿り着いてしまった。高級マンションのエントランスとは少し似合わない、予想以上に買いこんでしまったスーパーの袋を持ち直しながら私は鞄から鍵を取り出した。

「お邪魔しまーす」

 まずは買ってきた食材を冷蔵庫に入れて、大きめのお皿を出してカフェで買ってきたサンドイッチやクロワッサンを盛り付けた。そしてお皿の隅に、冷蔵庫を開けた時に見つけた1粒何百円としそうな大きな苺を2粒洗って添えて、私はわくわくしながらリビングへと急いだ。録画してあるから放送時間が過ぎちゃうなんてこともないのに、楽しみでついつい素早く動いてしまう。
 ソファに座ってリモコンのボタンを押せば、私の贅沢で楽しい時間の始まりだ。




 食事も終わって林檎が司会をしている音楽番組も終盤に差し掛かった頃、満たされたお腹と柔らかく身体を支えるソファの心地良さに、うとうとと眠くなってしまっていた。昨日の夜は今日のデートのために張り切って長風呂をしてついつい夜更かししちゃったし、今朝も気合いを入れて早起きしたせいで眠気が強い。このままお昼寝しちゃったらどれほど幸せだろう……と思いつつも、テレビ画面に大きく映し出された林檎ちゃんの元気いっぱいの笑顔を見て、私はなんとか自分を奮い立たせた。
 林檎がいつ帰って来てもいいように、夕食の準備を完璧にしておく。
 これが今日の私の重大ミッションで、それ以外はまったり林檎ちゃんを堪能するというのが今朝立てたプランだ。きっと林檎の方がもっと眠い中お仕事頑張ってるんだから、私もひとつ頑張らなくちゃ。
 どこかで撮影を頑張っている林檎の姿を思いながらソファから背を離し、リモコンをぐっと握った。欠伸を噛みしめながらボタンを押して、立ち上がる。
 こういう時は────

「眠気覚ましにST☆RISH!」

 ST☆RISHのコンサート映像を流して一緒に歌いながら食器を下げ、まずは洗い物を済ませてから夕食の準備へと取り掛かった。



▽ ▽ ▽







 ぼんやりとした景色の中で、うふふ、と楽しそうに笑っている林檎ちゃんが目の前にいた。
 声をかけようと手を伸ばし口を開きかけたところで、唇に柔らかいものが触れ、私の声を遮った。すごくリアルな感触に、キスをされているのだとすぐに分かった。でも目の前で微笑んでいる林檎ちゃんは私から少し離れたところにいる。それじゃあ、今私の唇を塞いでいるのは
────だあれ?

 そう考えたところで、夕食の準備も終え、ソファで再び林檎ちゃんの出演番組を見ていた自分がうたた寝をして夢を見ていたんだということに気が付いた。そしてその唇の感触は、現実のものなのだということにも。
 柔らかく触れていた唇が離れていく時にぺっとりと慣れない感触がして、不思議に思いながらも瞼を持ち上げれば、そこには先ほどテレビ画面越しに、そして夢の中でも会っていた林檎ちゃんの姿があった。目を覚ました私に一瞬バツの悪そうな顔をして、すぐに取り繕うように眉間にきゅっと皺が寄る。

「電話してるのに出ないから、何事かと思っただろ!」

 眠ってしまう直前まで見ていた林檎ちゃんも、そして夢の中でも、可愛らしい声で可愛らしい言葉を並べていたというのに、今目の前にいる林檎ちゃんは随分と男らしい話し方をしている。

「せっかくの休みなんだから買い物でもしてくれば良かったのに、この間欲しいワンピースがあるって言ってなかった?ドタキャンのお詫びにディナーは良いとこ連れてこうと思ったら、寝癖ついてるし、夕飯の準備はしてあるし、まさかずっとうちでDVD見てたの?」

 テレビの中では未だに可愛らしい声が響いているというのに、目の前では小言のような言葉がずいずいと並んでいく。そのギャップが面白くて、私はついに笑いを堪え切れなくて吹き出してしまった。

「ちょっと、なに笑ってるの」

 目を開ければ、唇にぺったりと張り付くような感触の意味がわかったというのに、目の前の林檎はどうやら何も気が付いていないみたいだった。
 というよりも、焦って帰って来たから忘れちゃったのかな。手を伸ばして、はりついたピンク色の前髪をよかしながら、私はおすそわけされたグロスを移すようにおでこに唇をつけた。

「おかえりなさい、林檎ちゃん。久しぶりだね」
「……あ゛」

 キラキラぽってりと輝く唇に、控えめだけど華やかに輝くアイシャドウ。テレビから抜け出して来たままのサラサラのロングヘアーがおでこにはりついている瞬間なんて、なかなかにレアだよね?

「あ゛〜、もう」

 ようやく自分が“アイドルの林檎ちゃん”の姿のままで帰宅していたことを思い出したらしい林檎は、今更ながら“林檎ちゃん”として話し始めるべきか、いつも通り私の恋人である“林檎”として接するべきか、迷っているようだった。プロである彼は、“林檎ちゃん”の姿の時は私と会っていても林檎ちゃんだし、恋人の”林檎”であるときに当然林檎ちゃんになることはないのだ。まぁ、林檎ちゃんの姿でずるいことをしてくれちゃう例外の時もあるけど。でも今はその例外ではなく、彼にとっては完全なる不覚なのだ。
 「どうりで化粧っ気ないのにグロスの感触がしておかしいと思ったんだよ」とか「街ブラしてると思ったから急いで着替えてから迎えに行こうとしてたのに、帰って来てみたらご飯の良い匂いするし、テレビついてるし」と、弁解するように先ほども聞いた言葉をあれこれ並べる“林檎ちゃん”の長い髪を撫でながらにこにことしていたら、テレビから聞こえる声と、目の前の彼の声が見事に重なった。

『「ちょっと!聞いてる!?」』

 テレビの中では、林檎ちゃんが司会をしているクイズ番組にトキヤくんと音也くん、そして嶺ちゃんがゲストできていた時の録画が流れていた。3人は林檎ちゃんが出す次のクイズそっちのけで、ひとつ前の問題の答えに驚きすぎて盛り上がっている。それを林檎ちゃんが注意した瞬間と、林檎の声が見事に重なったのだ。
 これは先月リアルタイムで林檎と一緒に見ていた番組だった。珍しくトキヤくんもクイズの答えに驚いていて、音也くんや嶺ちゃんのように騒ぎはしないものの、2人に同意していつものストッパーの役割を出来なかったことに「すみません」と恥ずかしそうに俯いたのだ。その恥ずかしそうに俯いたトキヤくんの珍しい表情にキュンとしちゃって、「この瞬間が私の中の最高瞬間視聴率だよ、ありがとう林檎!ナイス名司会!」と抱き着いて褒めたら引っぺがされて、ちょっとマジなデコピンをされたことを思い出してしまった。

 そんな色んな思い出のつまった「ちょっと!聞いてる!?」と言う可愛い林檎ちゃんの声と、あの可憐さからは想像のしにくい男前なところのある林檎の声が重なった瞬間。全国の林檎ちゃんファンの女の子や男の子は、いったい何人が今の声が同一人物だと気付くことが出来るんだろう。
 驚いて思わず無言になり、そして反射的にもう一度トキヤくんの照れたあの可愛い顔を見ようと顔をテレビへと向けると、バサリと細い糸──────ではなく、林檎ちゃんのウィッグが投げつけられ、視界はピンク色一色に染まった。
 テレビから流れる声でトキヤくんの可愛い表情を見逃してしまったことを残念に思いながら、投げつけられたウィッグを丁寧に外せば目が覚めた瞬間に見せられた眉間の皺よりももっと深く刻まれた、大層怒っている“林檎”が目の前にいた。

「ちょっと、なんで裸!?」
「裸じゃない、上脱いだだけ」
「えっ、じゃあエガちゃ─────」
「デ・ニ・ムだから!今日は!」

 上半身裸に、よくはいているスパッツに近いレギンスだけなんて、どっかの芸人みたいになってるんじゃないかと反射的に顔を下に向ければ、乱暴に顎を持ち上げられ喉から変な声が漏れた。

「今、トキヤ見てたよね?」

 語尾が上がっているのに、疑問形ではなく断言するように林檎は言い放った。普段は雑に扱ったら怒るくせに、そのウィッグを私の顔にかぶせてくれたせいで見れなかった、と答えられるような声色ではない。

「み、てないよ〜」

 いつもの「ト〜キヤン」呼びじゃないところで既に林檎の怒りを感じているけれど、目の前に迫った瞳がそれ以上に冷めた怒りをこれでもかと放っているせいで上手く声が出せない。
 デコピンをされた時も割と本気で怒ってたけど、可愛いアイドル林檎ちゃんとしてはそんなにも可愛さで負けたくないものなのだろうか。林檎のこの怒りスイッチが私には理解できないでいた。
 可愛さなんて、どう見たって林檎ちゃんが断トツなんだけどなぁ。

「じゃあなんで俺と話してる途中でテレビ見たの?」
「え〜、それは、声がハモったから、です」

 服を脱いだ一瞬で何をどうやってのけたのか、ぽってりとした唇も輝いていた瞼も、メイクの名残をほんの少しキラキラと残しつつも素肌を覗かせていて、睫毛に薄くのばされたマスカラだけが存在感を際立たせていた。それでも、もともと睫毛が濃くて長い林檎は化粧をしていない時もこれに近いくらいの睫毛をしているから、さほど違和感はなかった。今目の前にいるのは、林檎ちゃんではなく、林檎だ。
 どうやら林檎はもう、完璧に”林檎”でいたいらしい。
 怒った顔でじっと見つめられて困った私が苦笑いを向けると、ようやく私の困惑をくみ取ってくれたのかひとつ息を吐いた林檎がカラフルなピンク色をのせた指先で私の目の下をなぞった。

「クマできてる。寝不足続いてるでしょ」
「うん、ちょっとね」
「昨日は特に俺とのデートに張り切って夜寝るの遅かったから余計に?」
「ふふ、そうだよ。気になってたワンピースも買って、今日着るの楽しみにしてたんだから」
「ごめんね」
「いいの。こうして林檎に会えてるし」
「なんでワンピース着て来てくれなかったの?せっかくの休みだったんだから、俺のせいで台無しにしないで、には楽しくショッピングでもしながら待ってて欲しかったのに。帰ってきたら美味しそうな匂いがするし、間抜けな顔した可愛い彼女がソファで寝てるし、ドタキャンしちゃった俺だけが良い思いさせられちゃってるんだけど」

 そう言って頬を膨らませる顔を見て、もう三度目になるこの言葉の意味がようやく理解できた。ドタキャンのせいで私が休日を満喫できなかったのではないかと林檎は申し訳なく思っているのだ。

「ちょっと疲れ溜まってたし、林檎も最近忙しそうだったから今日はお家でゆっくりがいいかな〜って思ったの。林檎の部屋で可愛い林檎ちゃんを眺めながらまったりするのが私の最高の休日だよ」

 ちゃんと楽しく過ごしていたことを伝えれば、徐々に眉間の皺がゆるくなるのを見て私は安心した。いつだって林檎は仕事を完璧にこなすけれど、そのせいで私がつまらない思いをするのも、寂しい思いをするのも、絶対に嫌がるのだ。どちらも完璧でいようとする。仕事を全うすることも、私が楽しくいられることも、林檎にとっては譲れないこと。そう思ってくれてることが分かっているから、私はデートが半分つぶれてしまって肩を落としても、画面越しのウインクひとつで元気を取り戻せるのだ。
 それに実際、本当にゆったりと楽しい休日を過ごしていたし、うたた寝の後には男の子な“林檎ちゃん”と、なにやら必死になる“林檎”と、珍しい姿を見ることも出来たしね。

「そんなんじゃ全然足りてない!」
「えっ?」

 急に大きな声を出した林檎は、ソファに寝転んでいた私を抱いて立ち上がり、私が手にしていたウィッグをソファへと放り投げた。

「あっ、ちょっとウィッグ!大事に扱わないといつも怒るのに」
「今はそれよりもっと大事なもの持ってるから、いいの」
「ちょ、……と」

 それは、ズルイ。
 真剣な顔で冗談みたいなことを言う林檎に、私は思わず肩に顔をうずめた。
 だって絶対、嬉しさと恥ずかしさで見せられないような顔になってる。

「わぁ、大胆」
「だっ、勝手に裸になったのはそっちでしょ!」
「だからぁ、裸じゃないってば」

 すり寄せたおでこが触れたのが衣服の柔らかさではなく、骨張った素肌だったことに恥ずかしさが増したのは事実だったけれど、そういうつもりで顔を寄せたわけじゃない。慌てて顔を離して林檎を睨めば、楽しそうに笑ってキスを強請るように唇を尖らせていた。

「ほーら、はやく」

 いつものトーンよりも低くて囁くような声。
 歩き出した足を止めて、林檎が何を強請っているのかなんて分かり切っている。それでも素直に反応出来ないのは、たった今からかわれたせいであって、このシチュエーションにドキドキしてしまって動けないからなんかじゃない。それなのにそう思えば思うほど、優しく見つめてくる林檎の瞳に、痺れるような熱が体中を巡るせいで余計に身動きがとれなかった。

「ねぇ、してくれないと動けないよ?」

 そうやって煽れば煽るほど私が動けなくなるのを分かってて言ってくるんだから、林檎は意地悪だ。でもいつも、最後にはちゃんと手を差し伸べてくれる。
 硬直状態の私に、林檎は一段と優しく微笑んだ。

「アイドルを風邪引かせちゃっていいの?」
「……それはだめ」

 顔を寄せれば、抱きかかえる林檎の腕の強さも増して、そのまま私の心臓までぎゅっと掴まれているような気持ちになった。
 たったひとつのキスをするだけで、いつまで私はこんな気持ちになるんだろう。
 何気なく交わすことだってたくさんあるのに、林檎とのキスはいつだって不意に初めてのような気持ちになる。それなのに、ところどころ触れ合う林檎の素肌のあたたかさに、自分が服を着ていることをもどかしく思ってしまう。
 もっとちゃんと、林檎の体温を感じたい。

「それじゃあ、裸になって、今日のお詫びをたっぷりさせてもらおうかな」

 まるで私の心の中を覗いて返事をしたかのような林檎の言葉に目を丸くしていると、彼はパチンとウインクをひとつ飛ばして明るい声を出した。

「林檎ちゃん直伝、疲れた女子におすすめのマッサージをしてあげる!」

 そうしてバスルームまで歩き出した林檎に、私はようやくドキドキを吹き飛ばして笑った。

「林檎ちゃんがしてくれるんじゃないの?」
「ここにいるのは林檎だからね、林檎ちゃんから教わったのをやってあげる」
「でもさっきまで林檎ちゃんがいた気がする」
が寝惚けてただけだよ」
「え〜?じゃあ、林檎が帰って来てからずっと怒ってたのも気のせいかあ」
「それはホント」
「えぇ〜!?」

 二人で笑いながらバスルームに辿り着いて、お湯を溜めながらバスボムは何にしようかとあれこれ選んだ。林檎ちゃんのおかげで、女の子の心をくすぐるグッツが林檎の部屋には溢れている。
 ころころと色んな表情を見せてくれる林檎に、私が慣れてしまう日なんてこないような気がした。いつだって不意に、きっと私は初めてのような気持ちで林檎に触れるのだ。
 友達と一緒にいるような楽しさも、男の人だと意識してしまう胸の苦しさも、安心して寄りかかれるあたたかさも、林檎といるといつも色んな気持ちで満たされていく。こんなにも魅力的な人は、他にはいない
──────なんて、恋は盲目って笑われちゃうかな?

「ねぇねぇ、林檎」
「うん?」
「すき」

 それなのに、こうして想いを伝えると、まるで予想してなかったみたいに驚いた顔をする。

 そんな貴方が、私は心の底からいとおしいの。








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